フレートが収益を左右する
黒海での船舶攻撃後、海上フレートが急上昇し、ウクライナ産トウモロコシはトルコ市場で厳しい競争に直面している。問題は港での価格だけではない。船腹の流動性が落ち、リスクプレミアムが上がると、到着価格はすぐに地元品を上回る。
市場関係者によれば、八月渡しのウクライナ産は約1トン235米ドルFOBで提示された。Handysizeのフレートが1トン24米ドル以上とされる場合、マルマラ海向けCIF価格は約259米ドルに近づく。
トルコ側の供給圧力
トルコ国家機関はBandirma出荷で約245米ドルのトウモロコシを提示しており、国内収穫も迫っている。大麦と小麦の収穫は大部分が終わり、南部のトウモロコシ収穫も近い。
そのため輸入需要は弱く、買い手は輸送費により敏感になる。港で価格競争力があっても、保険、船舶確保、安全リスクを加えると魅力が下がる。
輸出戦略への示唆
ウクライナの穀物輸出は生産量だけでなく物流の強さに左右される。港湾、保険、代替ルート、買い手の分散を管理できる企業が利益を守りやすい。
