ウクライナのTAF Industriesは、モジュール型無人地上ロボットLehitの量産を開始した。実地試験を経たこのプラットフォームは、物流、偵察、防衛支援など複数の任務に対応できる柔軟な装備として位置づけられている。
最大の特徴はモジュール構造だ。固定された一つの仕様ではなく、交換可能な装備によって任務に合わせて構成を変えられる。現場の要求は急速に変わるため、新しい機種を待たずに再構成できる車両は実務上の価値が大きい。
Lehitシリーズには小型版と大型版があり、航続距離や通信方法も異なる。低い車体、静かな電動走行、低い熱シグネチャーは、人や通常車両のリスクが高い場面で有効になる。LTE、光ファイバー、衛星通信を組み合わせることで、電子戦環境での耐性も高められる。
量産は試作とは別の段階である。設計を繰り返し作り、整備し、必要な数を届けられるかが問われるからだ。ウクライナの防衛技術産業にとって、創造的なエンジニアリングを安定した製造へ移すことが重要になっている。
