ウクライナの鉱物基盤は、同国で最も戦略的な経済資産の一つである。地質データは、欧州連合と米国が重要とみなす多くの鉱物について、確認済み資源があることを示している。
リチウム、チタン、ウラン、黒鉛、マンガン、希土類などは、エネルギー、防衛、電子機器、クリーン技術に重要だ。ウクライナのリチウム潜在力は欧州でも大きい。
占領が投資条件を変える
最大の問題はアクセスである。推定価値の大きな部分は、ロシア占領下または高リスク地域にある。東部、南部、クリミア、軍事圧力を受ける地域の鉱床が含まれる。
そのため、鉱物政策は安全保障政策と切り離せない。投資家にとっては地質だけでなく、解放時期、インフラ被害、規則の安定性、探査費用が重要になる。
ウクライナは戦略・重要鉱物リスト、電子オークション、生産分与協定などを整備している。ただし、一時占領地域の鉱床は実務上利用できない。
西側諸国にとって、ウクライナ資源は供給網多様化に役立つ。ウクライナにとっては、投資、産業発展、復興資金の源になり得る。
