ウクライナは森林苗木を新しい輸出ニッチとして見ている。EUは年間約24億本の苗木を消費し、ウクライナ国内需要は約2000万本、輸出余力は約1000万本に達し得る。
経済省は森林種苗を環境と経済の両面で重要な方向と見ている。需要はマツ、トウヒ、モミ、カラマツ、オークなど、欧州の再植林と気候プログラムで使われる主要樹種に集中している。
なぜ市場が開くのか
ウクライナにはすでに9つの近代的な森林苗畑があり、年間約1400万本の能力を持つ。2030年までに3000万本へ増やす計画である。国内需要と生産能力の差が輸出の余地を作る。
もう一つの利点は地理だ。苗木は掘り上げ後に傷みやすく時間に敏感な商品である。ポーランド、スロバキア、ルーマニア、ハンガリー、バルト諸国への短い物流は価格と同じくらい重要になり得る。
認証と投資
EU市場に入るには、植栽材料の認証と種子の由来確認が必要になる。EUDRでウクライナが低リスク国とされたことは、森林管理とデジタル改革の進展を示すため助けになる。
すぐに利益が出る事業ではない。苗畑サイクルは1から3年かかり、設備投資も必要だ。それでも土地と水がある農家にとって、苗木は伝統作物に代わる高付加価値の選択肢になり得る。
