ウクライナの労働市場では、建設技能職の位置づけが変わっている。タイル職人、左官、石工、現場監督、電気工、溶接工などが不足し、修理、復興、住宅移転、損傷施設の回復が需要を支えている。
賃金データや現場の声からも変化は明らかだ。経験ある職人は、若手のオフィス職やIT職を上回る収入を得る場合がある。手仕事を低く見る古い認識は弱まり、信頼できる職人を数か月待つ顧客もいる。
不足の背景
原因は複数ある。建設労働者の多くは動員対象年齢の男性であり、軍務に就く人、国外に出た人、別の仕事に移った人がいる。一方、建物の修理や再建の需要は続いている。
政府も公共建設の賃金見積もりを実勢に近づける方向で調整している。復興には資金だけでなく、十分な技能者の育成、定着、公正な賃金が不可欠になる。
