Joint Allocation Officeプラットフォームで、2026年7月分のウクライナからの電力輸出に向けた国境間送電容量の月次配分オークションが初めて実施された。
最大の輸出容量はウクライナ・ハンガリー連系線で配分され、167メガワットとなった。スロバキア、ルーマニア方面では参加者がそれぞれ44メガワットを取得した。同時に、ウクライナ向け輸入の月次オークションも行われた。
欧州市場慣行への一歩
新たな形式は、2025年7月にウクライナのエネルギー規制当局が承認した国境間容量の長期配分規則に基づく。対象はスロバキア、ハンガリー、ルーマニアとの国境で、Ukrenergoと近隣国の系統運用者が共同で実施する。
JAOは、共通オークションを通じて連系線容量を配分する欧州の集中型プラットフォームだ。月次商品をこの仕組みに移すことで、ウクライナ電力市場は取引業者にとってより予測しやすくなり、欧州手続きとの整合性も高まる。
輸入側では、ハンガリー方面で最大の431メガワットが配分された。スロバキアとルーマニアではそれぞれ112メガワットが参加者に割り当てられた。
ウクライナにとって、このオークションは単なる市場技術の変更ではない。欧州電力システムとのより深い同期の一部である。
連系線への透明で標準化されたアクセスは、電力取引を支え、市場参加者の計画を改善し、地域エネルギーフローにおけるウクライナの役割を強める。
