薬用植物は、穀物や油糧作物の利幅だけに頼れないウクライナ農家にとって魅力的なニッチになっている。ハルキウ州の農場DITASANAは、小規模生産者が伝統的作物から高付加価値のハーブへ移行できることを示している。
同農場は賃借地で操業し、以前は一般的な畑作物を栽培していた。低収益がチームに代替策を探させた。薬用植物は、少ない面積、より多い手作業、丁寧な乾燥、そして一ヘクタール当たり高い最終価値という別のモデルを提示した。
畑作物から付加価値製品へ
DITASANAは独自の乾燥室を作り、ハーブ加工用に設備を改造した。セージ、マーシュマロウ、エキナセア、ミントなどを栽培し、地域住民から野生ハーブの調達も行っている。
助成プログラムの支援により、設備購入と能力拡大が進んだ。野生ハーブの収集量は数トンから二十トン超へ増え、五十人以上の地域住民が収穫と準備に関わっている。
この事例は、ニッチ作物が単なる農学実験ではなく、農村ビジネスモデルになり得ることを示している。
小規模農家にとって薬用植物は規律と加工能力を要するが、商品市場への依存を減らし、地域雇用を生み出せる。
