ウクライナは6月22日から、EUとの共通トランジット制度で使うデジタルシステムをNCTSフェーズ6へ移行する。これは欧州の税関インフラへの統合を深める動きだ。
移行作業のため、開始日には電子トランジットシステムが数時間利用できない。中断前に完了しなかった申告は、サービス再開後に再提出する必要がある。
運送業者への影響
ポーランドとスロバキア経由の輸送では手続きが簡素化される。安全データを含む統合トランジット申告により、ICS2への別個の事前申告を不要にできる場合がある。
ルーマニアとハンガリー経由では、手続きは引き続き複雑だ。T1申告に加え、入国前の安全関連申告が必要となる。
物流会社、通関業者、輸出企業は移行期に注意が必要だ。短期的には停止時間が発生するが、長期的にはEU税関システムとのデジタル連携が進み、貨物移動の効率化につながる。
