ポーランドは、ポーランド・ウクライナ国境とリビウを結ぶ有料高速道路をウクライナ国内に建設する計画だ。現在のM10道路を、乗用車と貨物車の双方に対応する高速ルートへ置き換える構想である。
両国の合意は、六月末にグダンスクで開かれるUkraine Recovery会議で署名される可能性がある。この高速道路は、戦後復興に関わる共同インフラ案件の最初の一つになるとみられる。
復興政策としての物流
これは単なる道路ではない。ポーランドは、ウクライナ復興を物流と市場アクセスの機会として捉えている。同じ文脈では、欧州軌間の鉄道や黒海のポーランド港湾構想も語られている。
資金はポーランド政府が提供する。完成後は乗用車とトラックから通行料を徴収し、その収入はウクライナに供与された信用の返済手段としてポーランド国家予算に入る。
ウクライナにとって、この道路はリビウ、国境、欧州物流網の接続を改善する。西部ウクライナは人道支援、産業資材、輸出、企業移転の重要な玄関口になっている。
ポーランドにとっては、ウクライナとさらに東方・中東市場への商業ハブとしての役割を強める可能性がある。価値は資金条件、建設速度、料金政策、国境手続きとの統合に左右される。
