ウクライナのリンゴ市場は深い不均衡に入った。倉庫在庫が多いにもかかわらず、輸入は増加している。生産者価格は 20–30 UAH/kg に留まる一方、輸入リンゴは小売で 80–100 UAH/kg に達する。最低価格でも売れない農家がある。
昨年は長期にわたる期間で初めて貿易収支が赤字となり、輸入が輸出を物量・外貨収入の両面で上回った。要因は弱い収穫だけでなく、生産規模や技術面の遅れといった構造問題にもある。
品質問題も圧力を高める。悪天候下で収穫されたリンゴは貯蔵性が低く、販売が難しくなる。結果として市場は二極化し、上位品質は売れる一方で中位品質が在庫として積み上がっている。
需要に合わせて保管・品質・販売を整えなければ、国内と輸入の価格ギャップは続く。
