Altair Technologiesは内燃機関を搭載する固定翼無人システムTORを開発した。電動TOR Aと同じモジュール系列だが、より長時間・長距離の任務を想定する。
偵察、機材輸送、通信中継、弾薬投下、攻撃支援に使え、防空・対ドローン設備の試験標的としても利用できる。
電動TOR Aとの違い
両型は全長2230ミリ、翼幅2960ミリで、複合材を金型成形する。TOR Aは電動機とリチウムイオン電池、TORは内燃機関を使う。
燃料エンジンで航続性能が伸びる一方、空虚重量は七キロから十三キロへ増える。搭載量は八キロ、最大離陸重量は28キロだ。
航続距離、速度、滞空時間
最大飛行時間は240分、航続距離は四百キロ。速度範囲は時速110から150キロ、巡航は120から135キロ、最高高度は二千メートルである。
実値は搭載量、燃料、天候、高度、任務経路で変わる。四時間と八キロの組合せにより、カメラだけでなく通信機、特殊センサー、小型ドローンを遠距離へ運べる。
昼間・熱画像偵察
昼間カメラまたは昼間・熱画像複合モジュールを搭載できる。昼間光学は観測、修正、記録に使い、熱画像は夜間、薄暮、煙、低視界で能力を広げる。
センサーとデータリンクは顧客要件で選択する。FPV中継器を搭載すれば任務地域上空の通信ノードになる。
FPV母機と中継器
小型FPVを外部搭載し、任務地域近くで分離できる。小型機は接近経路で電池を使わず、最終段階に充電を残せる。
空中中継は操縦と映像通信を維持する。TOR系列は複数FPVや対空迎撃型の搭載例を公開している。搭載数は変更できるが、重量と抵抗は航続性能を下げる。
発進、着陸、整備
地上発射機を使い、長い滑走路を必要としない。着陸は短距離滑走の通常方式で、比較的平坦な回収地点が必要だ。
輸送状態からの展開は十五から二十分、再発進準備も同時間、撤収は約五分。任務構成に応じ二から三人が飛行、搭載物、通信を分担する。
基本システムの構成
内燃機関機三機、アンテナ・操作器・ノートPC付き地上局、発射機、輸送箱、予備部品・工具を含む。三機により連続出撃、全体停止なしの整備、損傷時の予備を確保する。
単一用途ではない航空基盤
TORは偵察機やFPV母機だけではない。機体を新造せず、長時間監視、通信中継、ドローン、機材、弾薬輸送へ搭載物を変更できる。
四時間、四百キロ、八キロ搭載という性能で、公開されたAltair系列の長距離型となる。偵察、通信、輸送、分離型無人機の運用を再使用可能な一機に統合する点が実用価値だ。
